【15位〜】 大宮アルディージャMVPアワード2020 結果発表
↑の続きです
いよいよ!
15位〜の得票数の発表です!
なにがいよいよかって?
これが終わったら今年残りを呑んだくれて過ごせるから、
それがいよいよに迫っていて楽しみ!!!
ってことですよ。えぇ。
長かったような短かったようなですが、
これが終わった時は少し、ほっとできそうです。
ですので、あとちょっとだけお付き合いくださいませ。
それではまいりましょう!
15位
大山啓輔 - 153pt
”困った時の”が板についてきた
まさかの、背番号と同じ順位になったことに筆者としてはびっくり。
今シーズンの彼の活躍で最も印象的なものといえばやはり、
第11節の磐田戦で魅せてくれた、クラブ史に残るであろう超ロングシュートでしょう
この長距離で決めてしまう精度の高さももちろん驚きですが、
その少し手前の、相手のパスコースを読んで前に出て奪取したところにも表れているように、
ピッチ全体の事象把握と予測に優れた大山選手。
フォーメーションや相手の出方に関わらず柔軟な対応でピッチ内を整頓する能力には、
選手としてのタイプこそ違えど、同じようにチームの立て直しに抜群の効果を発揮した
”困った時の金澤慎”を彷彿させてくれます。
自身の後輩がみるみる成長してきている中で、
来年以降はどのようにデザインしていくのか、気になるところです。
14位
渡部大輔 - 165.01pt
ユース組大将の自覚も垣間見えたシーズン
かつては怪我しがちなイメージもあった渡部選手ですが、
今シーズンほど長く、たくましくチームに貢献してくれた年があったでしょうか
(全くの怪我なしでシーズンを終われなかったことは残念ですが)。
相手との球際の勝負で簡単に負けないことや、
ピッチの上下動をサボらず献身的に繰り返してくれたことなど、
フィジカル面での頼もしさが印象的ではありましたが、
数世代下のアカデミー出身選手と組んでも
意思疎通に問題を感じさせないポジション取りやパスのやりとりなど、
その血脈の先頭に立つ選手であることを示してくれたことも大きいのではないかと考えます。
彼もまた同様、アカデミー路線にクラブが舵を切るには重要なピースとなる選手ですので、
やっぱり例に漏れず、怪我だけは気をつけてこれからも引っ張る存在でいてほしい次第。
13位
富山貴光 - 181.06pt
そろそろスタイルも含めて考える時期なのかもしれない
「え、そっちの狭い方に打って入っちゃうの!?」
「その体勢で打てちゃうの!!??」
と、嬉しい驚きをくれた第13節の北九州戦や第33節の山形戦のように、
非常に“らしい”ゴールで沸かせてくれた富山選手ではありますが、
年齢を考えれば、ルーキーだった頃のように瞬間的な爆発力だけでなんとかするのも難しくなってきそう。
(精力的なプレス参加や、ワンタッチでの落としの上手さもあるとはいえ)
しかしながら、FWとしては物足りない得点数であってもこれだけの得票を集めたのは、
”良い時期の大宮にハマったFWを知っている”という、他のFWにはない知見を持っていいて、
それを少しずつではありますが、ピッチ上で体現してくれていることに対する期待感が
あるからではないでしょうか。
得点力不足が大きくフォーカスされた今シーズンであるため、
攻撃陣にはどうしても目が向けられがちになってしまいますが、
出自と感情論だけで語ってしまって良いのであれば、間違いなく残ってほしい存在です。
12位
山越康平 - 198.99pt
ついに目を醒ました次世代CBの筆頭
大卒で加入時の前評判では『ビルドアップに特長がある選手』 とは言われていたものの、
どちらかといえば、体を張ってのブロックやヘディングの強さなど、
クラシカルなCBとしての良さがフォーカスされていた山越選手。
ですがついに!
その前評判通りの活躍、プレーぶりを今年は魅せてくれたのではないでしょうか。
(とにかく、パスをもらう時の身体の向きや面取りが格段に良くなった印象)
本人はもちろんですが、これまでずっと山越選手を推していたファン・サポーター一同もこれは誇って良いはず。
あまりに急な覚醒ぶりに移籍動向もやや心配でしたが、
この度めでたく契約更新。
願わくばひとケタ背番号再奪取まで見据えて、来シーズンも奮闘してほしいです。
11位
奥抜侃志 - 200.80pt
今度こそ“奥抜選手”と呼ばせてほしい
ここでまたもや筆者が個人としてしゃしゃり出てきてしまうのですが、
私は奥抜選手のプレーが大好きですし、他の選手よりも期待を込めて応援していると思います。
が、なぜか、、、こうした記事以外では奥抜選手のことを思わず
「侃志”くん”」と呼んでしまいます。
サッカーが好きな少年としてのイメージが抜けきらず、
その日のチームの勝利を託せる選手としてあとちょっとが足りない。
その印象が拭い切れないからです(そんなの、お前の気持ちの持ち方次第だろ)。
とはいえ、5ゴール1アシストという数字は、
チーム全体で得点まわりが低調だったことも含めて考えれば、
及第点以上は与えられてしかるべきかとも思います。
髙田選手という同じドリブラーとして見ても、
アカデミー出身としても大きな脅威となる選手が現れた以上、
来シーズンは11番という背番号に恥じない活躍を魅せてほしいです。
10位
畑尾大翔 - 204pt
愛された“闘将”
誇張や思い出補正を抜きにてしも、
ここ数年で最も、ファン・サポーターの心に刺さった選手だったのではないでしょうか。
決して足元の技術が下手だったわけではありませんが、
それ以前の、ミスを恐れずチャレンジする気の強さと、
ミスをしても必死に挽回しようとする勤勉さがプレー面では印象的でした。
しかし、彼が最も評価されるべきは、
それをチームの、特に若手選手にも伝播させようとしてくれたこと、
そしてそれらは決して、
自身のエゴを満たすためではなく、あくまでチームファーストの精神で体現してくれたこと。
ここではないでしょうか。
ファン・サポーターにとっては相思相愛の関係だったとも言っていい選手との別れは大変に寂しいものです。
しかし、本企画でDFながらこれだけ多くの支持を集めていたことからも、
その姿は決して忘れられてしまうことなく、クラブ史に残り続けるのではないでしょうか。
9位
三門雄大 - 217.96pt
チームを引っ張り続けた、キャプテンの名に恥じぬ活躍
これほどまでに妥当と言えるチームキャプテンのチョイスは他に考えられないでしょう。
そして三門選手自身も、
その肩書きに恥じぬ活躍ぶりを魅せてくれました。
試合終了のホイッスルが鳴るその瞬間まで、決して全力スプリントを止めなかったその姿勢に、
心を打たれたファン・サポーターは今年も数多くいたことでしょう。
今後はアカデミーからのみならず、クラブの外からも技術的に優れた選手が多く加入してくるかと思われますが、
彼のように戦う気持ちを前面に押し出してピッチに立つ選手の存在はまだまだ必要です。
まずはどうか、
来シーズンに向けて古傷を焦らず、しっかりと治すことに専念してほしいです。
8位
西村慧祐 - 227.98pt
ルーキーながらCBでNo.1の結果となったのは驚異的
「今年最“高”の誤算は誰か?」という問いがアルディージャに投げかけられたとすれば、
それの答えはほぼ間違いなく、
「大卒ルーキーの彼がCBの柱として君臨し、チーム内最長の出場時間を達成した」
ことではないでしょうか。
空中戦の強さや、およそCBとは思えないほどに高性能な縦パスを放つなど、
元々持っていた武器を存分に発揮しながら、
福岡のフアンマ選手や琉球の阿部拓馬選手といったベテランFWの巧みさに翻弄されたりもするなど、
『自身の持ち味を出しつつ、プロの洗礼も受ける』という、
ルーキーイヤーとしては最高の経験を積めた歳になったのではないかと思います
(もちろん、これに優勝・昇格という結果もついてくるのが1番良いのですが)
たったの1年で24番という背番号の価値を上げた彼には、
来シーズンへの期待も否応がなしに高まってしまいます。
より大きく、高く飛翔することを待ち望んでいます!
7位
戸島章 - 236.94pt
もっとも深い暗黒期を支えたストライカー
フアンマ選手や大前選手といった得点源が抜けた中でも、
あるいは夏場の未勝利期間が長く続いた中でも。
チームが暗中模索の中にある中でも、
確かな希望として先陣を切って奮闘してくれたのが、戸島選手ではないでしょうか。
長身ストライカーとして空中戦や前線での収め役としてだけではなく、
試合を決定づけるセンセーショナルなゴールも獲り続けた彼には、
本企画でも多くの方が心を揺さぶられていたようでした。
例に漏れず負傷により途中離脱となってしまいましたが、
シーズン中フル稼働した時にどうなっていたかが最も気になる選手の1人でもあります。
レンタル元である横浜FCが来季に向けて攻撃陣の整備を進めている最中ですので、
動向が気になるところではありますが、
引き続きオレンジのユニフォームに袖を通してくれるととても嬉しいです。
6位
笠原昂史 - 249.96pt
苦手な足元とコーチングを克服した守護神が、後半一気に得票を伸ばす
俊敏な反応と長い手足でとにかくゴールだけはやらせないという、
純粋な守護神タイプの印象が強かった笠原選手ですが、
元来苦手としていた足元の技術と大きな声でのコーチングを飛躍的に向上させることで、
終盤でのスタメン再奪取に成功した笠原選手。
ポジションを争うライバルだけでなく、
塩田選手のような過去在籍選手の特長も貪欲に取り組む姿勢は
高く評価に値するべきと筆者は考えますし、
出場していない期間が長かったにもかかわらずここまで上り詰めたのは
驚嘆。その一言に尽きます。
GKとしては最も脂ののった時期に差し掛かる年齢となりながらも、
まだまだ伸び代があることを示した笠原選手。
来年はさらなる躍動を期待したいです。
5位
小野雅史 - 287.05pt
最大の下克上を果たした、大宮愛に溢れたボランチ
序盤の連勝を重ねた時期もそうですが、
これだけアカデミー出身が登用され、その中で自分の色を存分に出せたのはひとえに、
小野選手が監督の信頼に値する成長と活躍を示してくれたからでしょう。
まるでピッチの全体が見えているからのように、
遠くの味方にも瞬時に、かつ正確にロングパスを出せることや、
かつての同じ番号を背負ったあの選手のようなたくましいフィジカルコンタクトを魅せるなど、
昨年の姿から、ここまでの活躍を想像できたファン・サポーターは少なかったのではないでしょうか。
アルディージャでプレーすることを誰よりも切望した選手が、
こうしてプレーでその想いを示してくれたこと、そして支持を集めたことは、
同じようにトップチームでプレーすることを夢見る後輩たちにとっては
何よりの励みと目標になるでしょう。
来年はぜひ、“大宮の41番といえば小野雅史選手”と、
ファン・サポーターの記憶を新たに上書きするような活躍を期待しています。
4位
小島幹敏 - 321.00pt
“ただの天才”から“チームの指揮者”に台頭した成長株の筆頭
トップチーム昇格から常に天才肌として評されていた小島選手。
水戸へのレンタル期間でも成長していたのは間違いないのですが、
それでも2019シーズンでは、
自身の感性に従ったプレーやパスを選んだ結果、意思が合わずにチャンスロストとなるなど、
ともすれば、味方とのコミュニケーションという点が抜けた、
独りよがりとも捉えられてしまいそうなプレーも散見された彼ですが、
物事が上手く廻らないチーム事情と合わせて自身にできることやできないことを見つめ直した結果、
本来のポジションであるボランチでその能力を遺憾なく発揮し、
今では攻撃の主軸として大成。
押しも押されぬチームの主軸となった小島選手ですが、
彼の思い描いたプレーの実現には、同じピッチに立つ選手とのイメージ共有は不可欠ですから、
そのメッセージを伝える、理解させる作業や取り組みは、
引き続き本人の重要課題となりそうな予感がします。
というわけで。
MVP発表まで一気にやってしまおう!という、
書き始めにあった気合はどこ吹く風。
だって疲れたし
次こそ、今度こそマジで本企画の完結編になります!
果たして、
ファン・サポーターの大宮魂を最もくすぐったのは、
一体どの選手だったのでしょうか?
あとちょっとだけ、お待ちください!
つづく
こういう古いTV番組みたいな引っ張り方はダメだって、ばっちゃが言ってた
【25〜16位】 大宮アルディージャMVPアワード2020 結果発表
↑のつづきです。
続きまして、25〜16位の得票数を発表させていただきます。
知力・体力ともに最低レベルの筆者は、
折り返しを迎えてもいないのに脳の記憶野が悲鳴をあげております
(コメント添えるとか思いついた過去の自分が恨めしい)
となれば、できる限り本企画も短期決戦とするのが良策!
前進あるのみ!!
それではまいりましょう!!!
25位
青木亮太 - 71pt
技術の高さは魅せた。あとは目に見える数字を。
J1レベルのテクニックや打開力を魅せてくれた青木選手。
ワンプレーごとにスタジアムをどよめかせてはくれましたが、
唯一惜しむらくは、ゴールやアシストといった数字に残る結果がついてこなかったこと。
レンタル元である名古屋が来シーズンのACL出場を決めたため、
松本選手と同様に移籍動向が読めない選手ではありますが、
いずれになろうとも、彼の技術レベルをひとつの基準点として、
若手の選手たちには目標・到達点を思い描いてほしいです。
24位
髙田颯也 - 82pt
もっとスタジアムで見ていたかった選手の1人
奥抜選手という素晴らしいドリブラーが直近で輩出され、
それを目の当たりにしていた私たちファン・サポーターですが、
「それをさらに超えてくるんじゃないか!?」という期待を持たせる衝撃を魅せつけてくれた髙田選手。
しかし彼もまた、負傷によるアクシデントで、
残念ながらシーズン半ばで離脱とあいなってしまいました。
本企画としても、
各節での出場時間は短いながらなおも、
上位に肉迫する勢いで得票を重ねる彼の活躍は本当に楽しみにしていました。
どうか焦らず、しっかりとケガを治すことに取り組んでほしいです。
23位
イバ - 82pt
センセーショナルなゴールを挙げるものの、本命FWとはなりえず
移籍加入直後に魅せてくれた岡山戦でのゴールは
前評判どおりの技術と決定力の高さを見せつけるものでしたが、
攻守のスイッチとラストパスの精度に課題を抱えていたチーム事情とフィットしきれず、
しだいにFWのファーストチョイスから外れたことは
本人としても大変に不本意な結果となってしまったことでしょう。
若手のアカデミー出身路線にチームがシフトしていく中で、
経験豊富なストライカーである彼をどう組み込んでいくのかは、
チームに残ってくれるのかどうかと合わせて注目していきたいところです。
22位
ヴィターリス マクシメンコ - 96pt
常にグッドガイであり続けた戦士に幸運を
彼もハスキッチ選手同様に、
初めての国でのプレーは非常に難しいものがあったと思います。
ですが、決して不平不満を表に出さず、
チームプレーに徹した姿勢は、評価されてしかるべきだとも考えます。
筆者個人としては、
意思疎通が進んでいたであろうハスキッチ選手との同時起用を
もう少し見ていたかったのですが、惜しくも退団となってしまいました。
できればまたいつか日本で、彼と再会したいです。
21位
近藤貴司 - 97.02pt
”本職シャドー”としてフル稼働できなかったものの……
シャドーの最適解が最後まで出せたとは言い難かった2019シーズンを受けて、
愛媛から純正のシャドーとして加入した近藤選手ではありましたが、
彼もまた、怪我による離脱。
しかも負傷したのが古巣との対戦時というのは、
悔やんでも悔やみきれないところがあったのではないでしょうか。
しかし、裏の取り方やプレスへ行く、行かないの判断といったところは、
同じポジションの選手たちに、貴重な知識・経験値として還元されたのではないでしょうか。
そのパーソナリティも含め、
加入初年度にしてはやくもファン・サポーターに愛された彼には、
来年の躍動を強く期待したいです。
20位
山田将之 102pt
借りパクって、、、素敵な言葉よね
彼についてはもう、コメントするならただ一つでしょう!
古代イングランド式は最強!
Let's 借りパク!
Do 借りパク!!
Please 借りパク!!!
力強くダイナミックなプレーもそうですが、
それに遜色なくピッチ内外で魅せてくれた勝ちへの意志の強さに希望を見出したファン・サポーター続出の彼にはどうか、来年も一緒に戦うチャンスを与えてほしいところです!
19位
河面旺成 - 108pt
来年は勝負の年になりそう
無事契約更新にて、ファン・サポーターとしてはひと安心したものの、
負傷治療中のため来季のスタートは出遅れそう。
キャリアを考えればいつ区切りをつけても
おかしくない時期に差し掛かってはいますが、
CB・SB、ひいてはWBと、
左ならどこでもやれるユーティリティー性は貴重な存在。
願わくばどうか!長くチームを引っ張る存在としてプレーしてほしいです。
18位
菊地俊介 - 121pt
やっぱり”大宮の子”だと実感
ベストチョイスのFWが見つからず、
フィットしかけた戸島選手も負傷離脱となった中で見出されたのがアカデミー出身選手というのは、
苦しいシーズンの中でも大きな光明であったと、今振り返ってもそう感じます。
決してFWの専門家ではない、
様々なポジション適性を持つ彼が最もハマったというのは、
来シーズンを見据えた時に大きなヒントとなりそう。
そして、そういった特性を持つ選手がアカデミー出身であったということも、
同じアカデミー出身選手がピッチ上で活きる術を探る上で重要かもしれませんね。
ある意味で来年のプレーポジションが全く読めない菊地選手ですが、
これからも力を貸してほしいです。
17位
河本裕之 - 134.02pt
ベテランとして奮闘。が、無傷での感想は叶わず……
かつてない過密日程ということもあってか、
出場間隔をおいての慎重な起用となった今シーズン。
大ベテランの年齢に差し掛かり身体の重さは否めなかったものの、
培った経験と落ち着きでチームを後ろから支えてくれました。
が、、、アクシデント的な負傷により、
「今シーズンこそは大きな怪我なく!」という
ファン・サポーターと共通の願いは叶いませんでした。。。
(相手チームのみなさんにはホントお願いだから、そろそろ河本選手を無事に完走させてほしい)
こうして、いつも通り傷だらけのシーズンとなってしまった河本選手ですが、
後輩CB陣が、抜けた穴をしっかり埋める活躍をしてくれたのは嬉しい収穫。
と、同時に。。。
それは不動のCBの座を禅譲する時期も近づいているという意味でもあり。
筆者と同様に河本選手を愛してやまないファン・サポーターのみなさん。
彼の一挙手一投足から目を離さず、見守り、見届けていきましょう!
16位
イッペイ シノヅカ - 150.98pt
来年は爆発しきれなかった鬱憤を晴らすシーズンに
得点と勝利への渇望はだれよりも強く。
シャドーへの転向志願からもそれは明確に表れていたかと思われますが、
パスコースのカットやライン間での相手守備の撹乱など、
お世辞にも得意とはいえないタスクに忙殺された印象も否めない今シーズン
(とはいえ、マンツーマンになった時の守備の強さや、
半ば強引にでもこじ空けるドリブル突破など、持ち味を生かしたシーンもあった)
本来の能力を考えれば、
ずっとJ2に置いておくのが勿体ない選手であることは間違いないのですが、
複数言語を話せるということとオープンな性格であったことが、
新加入した外国籍選手と既存の選手の橋渡しに一役買っていた面もあったのではないかと想像してしまいます。
コミュニケーションの大事さを痛感した今シーズンを考えると、
やはり引き続き頼りたくなる選手であるのは間違いないです。。
今回はここまで。
こうして選手個々を振り返ってみると、
頭の片隅に残った印象だけであやふやになってしまっている点が多く、
記録ものとして申し訳なく……。
そう考えると、
試合当時の熱量も乗ったコメントを各節においてみなさんにいただけたことは、
とてもありがたいことだったな、と。
いや本当に、何度感謝してもしきれません。
次は15位から上へ一気に!
結果を発表できればと思います。
(とにかく、除夜の鐘が鳴る前には完結させなきゃですね……)
つづく
【35〜26位】 大宮アルディージャMVPアワード2020 結果発表
古代インg
あ、この記事そっちじゃねーわ
改めまして、本企画にご参加いただいたみなさまへ。
ほぼ1シーズンに渡ってお付き合いくださり、本当にありがとうございました!
総回答数1,760!
何気なしに数えてみたのですが、
始めた当初の予想より多くのご感想・ご意見をいただき、筆者とてもびっくりです。
そうしていただいたみなさんの想いは、
結果にどのように反映されたのでしょうか?
まずは35〜26位の得票数を、
筆者のどうでもいいちょいコメを添えつつ、発表させていただきます。
それではまいりましょう!
35位
柴山昌也 - 3pt
爪を持っているのは見せた
デビュー戦は残念ながら勝利とならなかったものの、
わずかなプレー時間でも期待と可能性を見せてくれた柴山選手。
アカデミー出身選手の担う役割の比重はこれからさらに大きくなるはずなので、
正式なトップ昇格初年度となる来年はぜひ、臆せず自分の色を出してほしいです。
34位
川田拳登 - 3pt
苦い経験をこれからの糧に
自他共に待望していたNACK5スタジアムでの出場・プレーを果たした。
が、惜しくも試合の勝利は逃すことに。
来年も引き続き大宮のユニフォームで、とはなりませんでしたが、
この経験が良い方向に吹っ切れる糧、起爆剤となることを願うばかりです。
どこへ行っても大宮の子であることは変わりがないので、
筆者は応援しています!
33位
加藤有輝 - 7pt
更に厚くなった壁を打ち破る武器がほしい
抜群のセービング能力を誇るクリャイッチ選手と、
ビルドアップ能力が格段に向上した笠原選手。
大きな2つの壁に阻まれ、今年は残念ながら出場機会なし。
ですが、2019シーズンで魅せてくれた活躍に、
アカデミー路線の将来性を感じているファン・サポーターも少なくないはず。
加藤選手“ならでは”の武器を模索しつつ、
来年度は再チャレンジの気持ちで壁越えにトライしてほしいです。
32位
石川俊輝 - 11.99pt
筆者的には今年のMVP
ここで一瞬だけヨシまるに戻ってしまうと、
誇張抜きで石川選手が今年1番刺さりました。
理由は当然、これ
芝居掛かった言い回しもなく、あくまでナチュラルに。
それでもこれだけ気持ちが、熱量が込められるのは並大抵のことではなく。
だからこそ響いた。泣けた。
彼もまた怪我に悩まされ、不本意なシーズンとはなってしまったかもしれませんが、
来年こそは!その気持ちがチームへ好影響をもたらしくてくれることを切に期待。
なお、MBPアワード2020の受賞者である(推定50,000BP。2位の河本選手に47,000BP差と圧倒的)
31位
吉永昇偉 - 13pt
若手のキャプテンとしての覚醒を期待
ルーキーイヤーでの活躍に魅せられた多くの方が、
今年もやってくれそうと期待を寄せていたものの、
コンディションが上がりきらなかった今年は、残念ながら出場機会が大幅減。
それでも最終節で躍動してみせてくれたことは、
腐らずトレーニングをしてきていたことの表れではないでしょうか。
来年度もサイドのポジションで起用されるのであれば、
クロスの精度向上がプレーヤー個人としては課題になりそう。
それプラス、
自身を慕うアカデミーの後輩がこれから先も多く入ってくることでしょうから、
その世代への影響力もチームに還元してほしいところ。
余談:
アカデミーのU-18選手の
「憧れの選手は?(大宮の選手)」の分布をまとめてみました
ポジションはFWなのに「憧れは河本選手」と答えたナイスガイもいた模様
30位
松本健太 - 15pt
出場機会なし。されど存在感はあり。
その能力はヴェールに包まれたままシーズンが終了。
とはいえ、橙広場で見せたハキハキした話しぶりから察するに、
チームのムードメーカーとしては一定以上の貢献をしていたと想像。
筆者的に一番印象的だったのは、乃木坂46を熱っぽく語っている時、
同時に出演していた髙田選手が尊敬の念を込めた眼差しで見ていたこと
かもしれない。
ちょっと来シーズンの動向が読めない松本選手ですが、
変わらず明るく成長してほしいと思います。
29位
酒井宣福 - 19pt
努力の男に幸あれ
端正で華やかな見た目とは裏腹に、浮つくことなる地道な努力を積み上げる男。
利き足ではない右でのクロスやシュートの練習も欠かさず繰り返す姿勢。
酒井選手の本質がそこにあるのは間違いないでしょう。
そしてそれは、
SH・SB、そしてWBなど様々なポジションで起用されたことにも、
彼への評価の高さが現れていたのではないでしょうか。
退団はとても残念ですが、
最終節で彼が見せた涙に筆者は、惜別の念を禁じえませんでした。
28位
高山和真 - 23pt
精神的に大きく成長
武者修行先の山形で出場機会を積むことは叶いませんでしたが、
高木監督も公のコメントで認めたように、精神面で頼もしくなっての帰還。
小島選手や黒川選手と絡んでのビルドアップには夢とロマンが溢れているので、
来年も同じ色のユニフォームで戦う姿を見てみたい選手の1人。
あと、このご時世で大変かもしれませんが、
子育ても引き続き頑張っていただき、良きパパさんとしても成長してほしい。
27位
ネルミン ハスキッチ - 67pt
このままでは終われない
初めてのアジア圏でプレー。
それだけでも難しいはずなのに、
コロナ禍に巻き込まれてしまうなどのイレギュラーや不安要素が数多く、
本人にとっても厳しいシーズンだったことは想像に難くありません。
とはいえ、
セルビアリーグ得点王がPKによる1点のみの結果だけで終わっていいはずがありません。
ワンタッチで味方にボールを落とす上手さなど
ポイントごとでは光るものを魅せてくれただけに、
あとは得点というわかりやすい形での活躍が期待されるところです。
26位
嶋田慎太郎 - 69pt
今年も苦境を脱出とはならなかったが……
今シーズンで3年目を迎えた嶋田選手ですが、
満足とは言い難い結果で終わってしまったのは悔しいところ。
好調そうなコンディションで出場を果たしても再度の負傷離脱があったりなど、
向かい風が強く吹くシーズンではありましたが、
持っているポテンシャルが発揮されることを待ち望んでいる方も多いのではないでしょうか。
年齢的にも中堅となる来シーズン以降は、それに見合うプレーを披露してほしいところ。
ひとまずはここまで。
みなさんのお気に入り選手は登場したでしょうか?
次は25〜16位までの発表予定となっておりますので、どうぞお楽しみに!
続く